感染症対策
マダニが媒介する感染症の注意喚起について
道内7例目となるマダニ媒介脳炎患者の発生が確認されたことから、マダニが媒介する感染症について改めて皆様に注意喚起を図ることとしましたのでお知らせします。
マダニは、森林や草地など屋外に生息するダニで、ダニ媒介感染症(ライム病・回帰熱・ダニ媒介脳炎・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)など)の原因となる病原体を保有していることがあり、ヒトはマダニに咬まれることでこれらの病気に感染することがあります。
山菜採りや登山・キャンプなどで自然とふれあう機会がある場合は、十分な予防対策に努めてください。
1.予防方法
マダニに咬まれないようにすることが重要です。マダニの活動が盛んな春から秋にかけては、マダニに咬まれる危険性が高まります。
野外活動の際には、長袖・長ズボン、足を完全に覆う靴(サンダル等は避ける)、帽子、手袋、首にタオルを巻くなど、肌の露出を少なくすることを心がけるとともに、虫除け(忌避剤)の使用が効果的です。
2.マダニに咬まれたら
野外活動後は入浴し、マダニに咬まれていないか確認してください。
マダニの咬着が認められた場合は、無理に自分で引っ張らずに、ただちに皮膚科などでマダニの頭部が残らないように除去してもらうことが重要です。
マダニに咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意し、発熱等の症状が認められた場合は内科などで診察を受けてください。
手足口病に係る更なる注意喚起について
北海道内での手足口病の患者報告数が増えています。
令和6年第29週(令和6年7月15日(月)~7月21日(日))において、道内の定点医療機関から758症例の報告があり、定点当たり5.53となり、2年ぶりに警報レベル(5.00以上)を上回りました。
今後とも、感染拡大防止に向け、予防対策に努めていただきますようお願いします。
1.手足口病とは
手足口病は、口の中や、手足などに水疱性の発疹が出る、ウイルスの感染によって起こる感染症です。子どもを中心に、主に夏に流行します。感染症発生動向調査によると、例年、報告数の90%前後を5歳以下の乳幼児が占めています。病気の原因となるウイルスは、主にコクサッキーウイルス A6、A16、エンテロウイルス71(EV71)で、その他、コクサッキーウイルス A10などが原因になることもあります。
2.手足口病の感染予防
現在、手足口病に有効なワクチンはなく、また、手足口病の発病を予防できる薬もありません。一般的な感染対策は、接触感染を予防するために手洗いをしっかりとすることと、排泄物を適切に処理することです。手足口病は、治った後も比較的長い期間便の中にウイルスが排出されます。また、感染しても発病しないままウイルスを排泄している場合もあると考えられることから、日頃からのしっかりとした手洗いとタオルの共用をしないことが大切です。
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市民健康部 保健医療課 保健医療係
〒077-0023 北海道留萌市五十嵐町1丁目1番10号 保健福祉センターはーとふる
電話番号:0164-49-6050
FAX番号:0164-49-2822
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