感染症対策
マダニが媒介する感染症の注意喚起について
道内7例目となるマダニ媒介脳炎患者の発生が確認されたことから、マダニが媒介する感染症について改めて皆様に注意喚起を図ることとしましたのでお知らせします。(2024年7月時点)
マダニは、森林や草地など屋外に生息するダニで、ダニ媒介感染症(ライム病・回帰熱・ダニ媒介脳炎・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)など)の原因となる病原体を保有していることがあり、ヒトはマダニに咬まれることでこれらの病気に感染することがあります。
1.予防方法
マダニに咬まれないようにすることが重要です。マダニの活動が盛んな春から秋にかけては、マダニに咬まれる危険性が高まります。
野外活動の際には、長袖・長ズボン、足を完全に覆う靴(サンダル等は避ける)、帽子、手袋、首にタオルを巻くなど、肌の露出を少なくすることを心がけるとともに、虫除け(忌避剤)の使用が効果的です。
2.マダニに咬まれたら
野外活動後は入浴し、マダニに咬まれていないか確認してください。
マダニの咬着が認められた場合は、無理に自分で引っ張らずに、ただちに皮膚科などでマダニの頭部が残らないように除去してもらうことが重要です。
マダニに咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意し、発熱等の症状が認められた場合は内科などで診察を受けてください。
※今年度も山菜採りや登山・キャンプなどで自然とふれあう機会がある場合は、十分な予防対策に努めてください。
伝染性紅斑「リンゴ(ほっぺ)病」の警報発令について
伝染性紅斑「リンゴ(ほっぺ)病」について下記のとおり警報が発令されています。
警報発令:令和7年5月29日(木曜日)14時00分
報告状況:1定点あたり「4.00」(5/19~5/25)
※警報開始基準値:2.00 警報終息基準値:1.00
1.伝染性紅斑とは
・伝染性紅斑は、頬に出現する蝶翼状の紅斑を特徴とし、小児を中心にみられる流行性発疹性疾患です。両頬がリンゴのように赤くなることから、「リンゴ(ほっぺ)病」と呼ばれることもあります。
・10日~20日の潜伏機関の後、頬に境界鮮明な紅い発疹(蝶翼状-リンゴの頬)が現れ、続いて手・足に網目状・レース状・環状などの発疹がみられます。これらの発疹は1週間前後で消失しますが、なかには長引くことや、一度消えた発疹が短期間のうちに再び出現することがみられます。
・頬に発疹が出現する7~10日ほど前に微熱や感冒様症状が多くみられ、発疹が現れた時には感染力はほぼ消失しています。ほとんどは、合併症を起こすことなく自然に回復します。
2.伝染性紅斑の感染予防
・発疹が出現した時にはほとんど感染力がないため、二次感染予防策の必要はありません。かぜ症状のある人はこまめな手洗い、せきやくしゃみをする時には、口と鼻をハンカチ等でおおうなどの「咳エチケット」心がけることが大切です。
・妊婦などは、流行時期に感冒様症状の者に近づくことを避け、熱や倦怠感が出現した後に発疹が出るなど、感染を疑う症状がある場合には、医療機関に相談し、胎児の状態を注意深く観察してください。
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市民健康部 保健医療課 保健医療係
〒077-0023 北海道留萌市五十嵐町1丁目1番10号 保健福祉センターはーとふる
電話番号:0164-49-6050
FAX番号:0164-49-2822
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