第6次総合計画
はじめに
留萌市は、平成12年度より実に16年という長期間に渡り、市民の皆様のご理解とご協力のもと、財政健全化に向けた取り組みを進め、昨年度、ついに危機的な状況を脱することができました。
しかし、この間にも、人口減少は進み、さらには観光や農林水産業をはじめとしたグローバル化による地域間競争の激化、また毎年のように各地で大きな被害をもたらす自然災害への備えなど、留萌市を取り巻く経済・社会情勢は急激な変化を遂げています。
こうした情勢の変化に対応するため、留萌市では、働く場の創出や健康をキーワードとした留萌ブランドの発信、また、若者が希望する結婚や出産・子育てができるまちづくりなど、人口減少を抑制する地方創生の取組を戦略的に進めるとともに、全ての市民がいきがいを持って様々な舞台で輝き、さらには、次代を担う子どもたちの未来を見据え、明るく希望に満ちた次の10年間の留萌市をつくるため、平成29(2017)年度から平成38(2026)年度を計画期間とする第6次留萌市総合計画を策定しました。
計画の策定にあたりましては、公募による9名の市民会議委員による精力的かつ活発なご議論による市民会議案の策定をはじめ、様々な場面で、多くの市民や各団体の皆様から貴重なご意見・ご提言を頂きましたことに、改めまして、深く感謝申し上げます。
留萌市は、留萌の隆盛の礎を築く港の修築に私財を投じ、生涯をささげた五十嵐億太郎翁をはじめ、古くから市民有志が産業・経済・交通などの繁栄の礎を築いた「市民が主人公」のまちです。
これからの10年間では、人口が減少し、超少子高齢社会の進展が避けられないという状況の中で、市民が郷土の海や山などの自然を愛し、また風土・文化に誇りを持ちながら安心して暮らし、次の時代も持続的に発展するまちづくりに向けた「挑戦」をはじめなければなりません。
この実現のためには、留萌市の歴史が育んだこの「市民が主人公」という姿勢を大切にし、市民一人ひとりが地域の絆を強め、日々の暮らしやまちの様々な課題の解決に向け、自分のできる役割を主体的に果たすことが鍵となり、協働のまちづくりが肝要です。
私も市民の皆様と積極的に対話を重ね、ご理解をいただきながら、次の世代にしっかりと留萌市を残していくため、第6次留萌市総合計画の基本テーマ
「みんなでつくる まち・ひと・きぼう 次の時代へ続く留萌」
の実現に向けて全力を尽くしてまいります。
留萌市長 高橋定敏
総合計画の全体像
総合計画の計画書
基本テーマ
みんなでつくる
まち・ひと・きぼう
次の時代へ続く留萌
市民一人ひとりが幅広い分野で、主体的に生活の向上や留萌市が抱える様々な課題の解決に取り組むことで、今いる人々やこれから生まれてくる子どもたちが次の時代も住み続けたいと思える、さらには市外・道外・国外からも人々を惹きつける夢と希望にあふれたまちの将来像
基本理念
50年後、100年後を見据えた次の10年間のまちづくり基本理念
安全・安心なまち
台風や地震、津波などの自然災害や犯罪から市民の生命・財産を守るため、強靭化に向けた適切な基盤整備を計画的に実施するとともに、町内会などの地域コミュニティを基礎とした自主防災への意識が醸成された「安全・安心なまち」
充実した教育と健康のまち
幼児教育、高等学校教育との連続性に配慮しつつ、小中9年間を見通した一貫した質の高い教育が提供され、併せて、道内唯一の「健康の駅」などを拠点として市民の健康と福祉の増進を図る「充実した教育と健康のまち」
活力あるまち
市民自らが留萌の魅力を積極的に発信し、さらに地域産業の強化と起業しやすい環境づくりにより、新たな雇用が生まれ、内外から人々が集う「活力あるまち」
コンパクトなまち
市民や企業、行政が一体となって、長期的な視点で留萌の魅力を高め、生活拠点(まちの中心)・産業拠点・観光拠点が有機的につながる「コンパクトなまち」
基本政策
前期基本計画
6つの基本政策を18の基本政策に分類し、取り組みの『視点』を掲げ、さらにその下に71の施策区分に分類し、『5年後の目指す姿』『現状と課題』『前期の方向性』を示し、それぞれの施策区分ごとに『数値目標』を掲げ、基本テーマの実現を目指します。
総合計画策定の経過
『留萌市総合計画策定市民会議』を設置し、市民計画案をまとめ、市長に提出しました。
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地域振興部 政策調整課
〒077-8601 北海道留萌市幸町1丁目11番地 本庁舎2階
電話番号:0164-42-1809
FAX番号:0164-43-8778
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