公債費負担適正化計画の概要と実績
公債費負担適正化計画の概要と実績(平成26年度決算をもって終了)
留萌市は、新・財政健全化計画において平成22年度決算で地方債の協議制度に基づく「許可団体」になる見込みでしたが、公営企業への繰出し基準の変更に伴い新・財政健全化計画以上に比率が悪化し、平成21年度決算において実質公債費比率が18%を超え、平成22年度から新たに地方債を発行する時には国の許可が必要となる「許可団体」となりました。
国から許可を得て地方債を発行するためには「公債費負担適正化計画」を策定し、比率の抑制を図っていかなければなりません。平成21年度から取り組んでいる新・財政健全化計画の実行と計画を上回る改善額を利用して繰上償還を実施し、比率を抑制していきます。
公債費負担適正化計画の概要について、お知らせいたします。
国から許可を得て地方債を発行するためには「公債費負担適正化計画」を策定し、比率の抑制を図っていかなければなりません。平成21年度から取り組んでいる新・財政健全化計画の実行と計画を上回る改善額を利用して繰上償還を実施し、比率を抑制していきます。
公債費負担適正化計画の概要について、お知らせいたします。
実質公債費比率が18%以上となった要因の分析
■留萌市は、公債費が増嵩し多額の財源不足が見込まれたことから、財政再建計画(H17~H26)を策定した。
■財政再建計画に基づき、公債費の平準化(高金利公的資金の借り換え)を実施し、3年間の元金償還据え置き措置を実施、その間に償還財源の確保に努めた。(減債基金、財政調整基金の確保)
■平成21年度から据え置き期間が終了し、元金償還が本格化。
■財政健全化法の成立、完全施行を受け、「再生団体転落の回避」と「地域医療の確保」のため、「新・財政健全化計画」(H21~H27)を策定し、公立病院特例債を活用しながら病院経営の支援(繰出)実施を決定。
以上のことから実質公債費比率は、急激に上昇することとなりました。(健全化計画計上済み)
- 平成4年度から国の景気対策に歩調を合わせた道路、下水道、港湾などの公共事業の追加実施
- ごみ処理施設や学校、公営住宅などの大型事業の短期集中
■財政再建計画に基づき、公債費の平準化(高金利公的資金の借り換え)を実施し、3年間の元金償還据え置き措置を実施、その間に償還財源の確保に努めた。(減債基金、財政調整基金の確保)
■平成21年度から据え置き期間が終了し、元金償還が本格化。
■財政健全化法の成立、完全施行を受け、「再生団体転落の回避」と「地域医療の確保」のため、「新・財政健全化計画」(H21~H27)を策定し、公立病院特例債を活用しながら病院経営の支援(繰出)実施を決定。
以上のことから実質公債費比率は、急激に上昇することとなりました。(健全化計画計上済み)
【さらに】
☆公立病院特例債の国の繰出し基準が変更となり、償還支援金の全額が準元利償還金として比率に算入されることとなり、許可団体の18%を超え、このまま何もしなければ早期健全化基準(25%)を上回る見込みとなりました。(下表のとおり)
※特例債等除き:公立病院特例債の元金償還支援が繰出し基準でない場合(健全化計画ベース)
注:H20の数値は実績値
☆公立病院特例債の国の繰出し基準が変更となり、償還支援金の全額が準元利償還金として比率に算入されることとなり、許可団体の18%を超え、このまま何もしなければ早期健全化基準(25%)を上回る見込みとなりました。(下表のとおり)
【単位:%】
H20 | H21 | H22 | H23 | H24 | H25 | H26 | H27 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
健全化計画 | 11.2 | 16.4 | 20.7 | 24.8 | 24.9 | 24.3 | 23.0 | 21.7 |
計画未策定時の見込A | 12.1 | 18.2 | 22.3 | 25.9 | 25.2 | 24.8 | 23.0 | 21.9 |
※特例債等除き | (12.1) | (17.0) | (20.0) | (22.3) | (21.6) | (21.1) | (19.3) | (18.2) |
注:H20の数値は実績値
計画期間
平成22年度から平成28年度まで (7年間で18%未満に抑制する)
今後の地方債発行等にかかる基本方針
「新・財政健全化計画」に基づく取り組みの着実な実行と、新たな健全化策を追加せず計画を上回る収支の改善額を活用し、繰上償還を積極的に実施し、後年度負担の軽減を図っていきます。
実質公債費比率の適正管理のための方策
普通建設事業債の新規発行の抑制(3億円のキャップ)を継続するとともに繰上償還を積極的に実施し、比率の抑制を図っていきます。
【繰上償還の実施計画及び比率抑制効果】※収支状況を勘案し、更なる繰上償還を検討
H22 | H23 | H24 | H25 | H26 | H27 | H28 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
繰上償還計画 【単位:百万円】 |
416 | 200 | 200 | - | - | - | - |
抑制効果(単年) | - | △6.4 | △3.8 | △3.3 | - | - | - |
抑制効果(3ケ年) B | - | △2.2 | △3.4 | △4.5 | △2.4 | △1.1 | - |
各年度の実質公債費比率及び標準財政規模の見通し
上記の繰上償還の実施により、早期健全化団体(基準25%)に転落することのないよう比率を抑制し、平成28年度には18%を下回るように改善させます。
【繰上償還の実施計画及び比率抑制効果】
H22 | H23 | H24 | H25 | H26 | H27 | H28 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
見込み A 【単位:%】 |
22.3 | 25.9 | 25.2 | 24.8 | 23.0 | 21.9 | 17.9 |
抑制効果 B | - | △2.2 | △3.4 | △4.5 | △2.4 | △1.1 | - |
計画比率 C (A+B) 【単位:%】 |
22.3 | 23.7 | 21.8 | 20.3 | 20.6 | 20.8 | 17.9 |
標準財政規模 【単位:億円】 |
84.6 | 80.9 | 80.4 | 79.7 | 78.3 | 77.0 | 75.2 |
各年度の実績
H22 | H23 | H24 | H25 | H26 | H27 | H28 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
実績比率 D 【単位:%】 |
22.7 | 24.0 | 21.2 | 18.3 | 17.8 | - | - |
計画との比較 C-D | ▲0.4 | ▲0.3 | 0.6 | 2.0 | 2.8 | - | - |
標準財政規模 【単位:億円】 |
84.9 | 83.4 | 82.6 | 81.8 | 78.5 | - | - |
- このページに関するお問い合わせ
-
総務部 財務課
〒077-8601 北海道留萌市幸町1丁目11番地 本庁舎2階
電話番号:(財政係)0164-42-1813/(契約係)0164-42-1803
FAX番号:0164-43-8778
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