■――――――■ 留萌 安心 情報 メールマガジン 【防災情報】 第68号 2017.7.6 ■――――――■ :*:*:*:*:*:*:*:* ■突然ですが問題です。自治体が出す避難の情報で、「避難指示」と「避難勧告」緊急性が高いのはどちらかご存知でしょうか?  答えは、「避難指示」です。でも表記の印象からか、多くの方が「避難勧告」のほうが緊急だととらえ違いをされている印象を受けます。  気象や防災の用語はテレビやラジオ、ネットから日々流れ、耳慣れてしてしまっていますが、その正確な意味を理解していないと、いざという時「”避難指示”だからまだ大丈夫」と、避難行動が遅れて、人命が危険にさらされることにもなりかねません。  2016年8月の台風10号に伴う大雨では、その懸念が現実のことに・・・・・・  岩手県岩泉町の高齢者グループホームに入所の9人の方が亡くなられた痛ましい洪水被害は、ご記憶の方も多いでしょう。その日の午前9時に、岩泉町から「避難準備情報」が出されていました。でもそれが「高齢者や障害のある方、乳幼児など避難に時間がかかる人と その支援者は避難を開始しましょう」(災害時要援護者の避難開始)という意味の呼びかけだと理解されていなかったため、夕方の5時半に施設内に浸水が始まり、あっという間に水位は腰の高さまでになり、避難が間に合わなかったそうです。  この高齢者の被災をきっかけに、「高齢者等が避難を開始する段階であることを明確にするため」(内閣府)、昨年の12月26日に名称変更がありました。危険レベルが低いほうから、「避難準備情報 → 避難勧告 → 避難指示」だったのが、「避難準備・高齢者等避難開 始 → 避難勧告 → 避難指示(緊急)」と変わったのです。  気象予報は多くの方の生活や健康、ひいては安全に関わる情報です。大雨や暴風が吹きそうなときは、防災の観点からたとえ一部の地域だとしても、そこにポイントを絞った伝え方をしなければなりません。  皆さんも気象情報について正しく理解し、防災意識を高めていきましょう。    ■北朝鮮の弾道ミサイル落下時の行動に関するQ&Aについて  北朝鮮の弾道ミサイルは、発射から極めて短時間で着弾します。ミサイルが日本の国土に落下する可能性がある場合は、Jアラートを活用して防災行政無線で特別なサイレンとともに、メッセージを流すほか、緊急速報メール等により緊急情報等をお知らせします。最 近、問い合わせが多い疑問点についてまとめてみました。  【Q1】:弾道ミサイルは、発射から何分くらいで日本に飛んでくるのでしょうか?  【A1】:過去、北朝鮮の西岸の東倉里(トンチャンリ)付近から発射された場合、約10分後に日本の国土の上空を通過したことが確認されています。  【Q2】:なぜ頑丈な建物や地下街などへ避難するのですか?  【A2】:ミサイル着弾時の爆風や破片などによる被害を避けるためには、屋内、できれば頑丈な建物の中や、地下街への避難が有効だからです。  【Q3】:自宅(木造住宅)にいる場合はどうしたらよいでしょうか?  【A3】:すぐに避難できる頑丈な建物や地下街などが近くにあれば、直ちにそちらに避難してください。それができない場合はできるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動してください。  【Q4】:弾道ミサイルの情報が伝達されたとき、自動車の車内にいる場合はどうすればよいですか?  【A4】:車は燃料のガソリンなどに引火するおそれがあります。車を止めて頑丈な建物や地下街などに避難してください。周囲に避難できる頑丈な建物や地下街などがない場合、車から離れて地面に伏せ、頭部を守ってください。  【Q5】:車からでると危険な場合はどうしたらよいですか?  【A5】:高速道路を通行している時など、車から出ると危険な場合には、車を安全な場所に止め、車内で姿勢を低くして行政からの指示があるまで待機してください。   【Q6】:ミサイルが着弾した後は何をすればいいですか?  【A6】:弾頭の種類に応じて被害の様相や対応が大きく異なります。そのためテレビ、ラジオ、インターネットなどを通じて情報収集に努めてください。また、行政からの指示があればそれに従って、落ち着いて行動してください。  【Q7】:近くにミサイルが着弾した時はどうすればいいですか?  【A7】:弾頭の種類に応じて被害の及ぶ範囲などが異なりますが、次のように行動してください。     ・野外にいる場合は、口と鼻をハンカチで覆いながら現場から直ちに離れ、密閉性の高い屋内の部屋又は風上に避難してください。     ・屋内にいる場合は、換気扇を止め、窓を閉め、目張りをして室内を密閉してください。    以上、最近問い合わせが多い内容について、Q&A方式で紹介いたしました。もしもの際には、あらゆる情報網を活用して、ミサイル発射の情報収集を心がけるとともに、慌てることなく冷静に行動するようにしてください。 ※ 防災に関するお問い合わせは、市役所総務課(危機対策係)へ :*:*:*:*:*:*:*:* 【発行】 留萌市 総務部 総務課 【住所】 〒077-8601 北海道留萌市幸町1丁目11番地 【TEL】  0164-56-5005 【Mail】 bousai@e-rumoi.jp 【バックナンバーURL】 これまでの配信内容はこちらです。   http://www.e-rumoi.jp/shisei/rum_0011.html :*:*:*:*:*:*:*:*  留萌安心情報メールマガジンに関するご意見やお問い合わせ、配信先の変更や停止は、こちらに送信してください。    e-mail merumaga@e-rumoi.jp :*:*:*:*:*:*:*:*  このメールマガジンに掲載された記事の無断転載を禁じます。 :*:*:*:*:*:*:*:*