☆..‥..‥★..‥..‥☆..‥..‥★..‥..‥☆..‥..‥★..‥..‥☆     ・                             ・     ・   留萌安心情報メールマガジン             ・     ・                             ・     ・     【防災情報】        第56号 2016.5.9 ・     ・                             ・     ☆..‥..‥★..‥..‥☆..‥..‥★..‥..‥☆..‥..‥★..‥..‥☆ :*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*  ※お使いのメールソフトの表示を「等幅フォント(MSゴシック・MS明朝)」   に設定していただくことで、文字の体裁を崩さずにメールマガジンをご覧い   ただくことができます。 :*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*  ■ 九州で過去最大となった「熊本地震」    4月14日21時46分頃に熊本県熊本地方で発生した地震(前震)は、   震源の深さが11kmでM6.5、熊本県益城町で震度7を観測しました。    気象庁が1949年(昭和24年)に震度7の震度階級を設定して以来、   日本国内における震度7の観測は、兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)、新   潟県中越地震、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)に続いて4回目であ   り、九州地方では初の観測となりました。    また、4月16日1時25分にも震源の深さが12kmでM7.3、熊本   県益城町、西原村で震度7(当初震度6強)の地震(本震)を観測しました。    この地震において震度4が84回、5弱が7回、5強が4回、6弱が3回、   6強及び震度7がそれぞれ2回と本震・余震ともに大きな地震が続発し、同   地震において2度の震度7を記録したことは観測史上初めてでありました。    地震のほとんどは「本震・余震型」と言われるものですが、今回の地震は、   タイプ的には本震並みの大きな地震が2つある「双子型」の連動的な地震と   言えるもので、これまでの地震とは大きく異なった形態の地震が熊本地方を   襲いました。    熊本、大分両県の建物の損壊は現在までに、公共施設なども含め5万棟を   超え、負傷者は1,424人、死者は49人にのぼっています。また、震災   関連死の疑い(エコノミークラス症候群など)で18人の方が亡くなってお   り、1名の方は依然安否不明のままです。    また、5月9日現在の避難者は1万3,883人ですが、避難者がピーク   となった4月17日には、18万3,882人が855箇所の避難所に避難   し、その5分の1が何らかの要配慮者ということであり、避難所等における   被災避難者医療については今後もより一層の適切な対応が必要です。    4月25日(月)、政府は熊本、大分両県で相次ぐ地震の『激甚災害』へ   の指定を閣議決定しました。これにより被災自治体の災害復旧事業に対する   国の補助率が上積みされ、自治体は少ない負担で事業が実施できます。    また、4月28日(木)の閣議で、熊本地震について、被災者の権利や利   益を保全する『特定非常災害』に指定され、これにより地震で更新できなか   った運転免許証の有効期間を延長するなど、様々な特例が適用されます。    この指定は阪神淡路大震災、新潟県中越地震、東日本大震災に続き4例目   の特定非常災害指定となりました。    更に政府は5月8日、熊本地震に対して、2013年6月に成立した「大   規模災害復興法」を初適用する方針を固め、最も被害が大きい特定大規模災   害に次ぐ「非常災害」に指定する方向で閣議決定される見通しです。      最大震度7の大きな揺れが同一の地点で2回襲う初のケースとなった熊本   地震で前震と本震には耐えたが、その後も続く大きな余震で建物が倒壊する   事態が起きています。従来の耐震基準は1回の大きな揺れへの対応が前提と   なっており、まさに想定外の事態となったことから、国土交通省では耐震基   準の見直しを含め検討する方針のようです。    本地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災     された皆様に対して、心からお見舞いを申し上げます。         ■ 防災ワンポイントアドバイス(H28-05)      ○ 日本にはおよそいくつの活断層があると言われているでしょうか。    A.20    B.200    C.2,000     私たちが住んでいる街の地面を掘り下げていくと最後は固い岩の層にぶ    つかりますが、この岩の中にはたくさんの割れ目があります。通常、この    割れ目はお互いしっかりかみ合っていますが、ここに「大きな力」が加え    られると、割れ目が再び壊れてずれます。この壊れてずれる現象を「断層」    活動といい、そのずれた衝撃が震動として地面に伝わったものが地震です。     「断層」のうち、特に数十万年前以降に繰り返し活動し、将来も活動す    ると考えられる断層のことを「活断層」と呼んでいます。     日本列島には、周辺の海底も含めて多くの活断層が刻み込まれており、    現在、日本全国で約2,000あるとも言われていますが、地下に隠れて    いて地表に現れていない「活断層」もたくさんあります。(正解:C.)     今回の熊本地震は、日奈久断層帯及び布田川断層帯の2つの活断層にお    ける連動的な活動によるものと推測されます。    もしも留萌市域において「熊本地震」と同等規模の地震が発生した場合、   同じような被害状況になると想定したら、どのような備えがどの程度必要に   なるのか、今回の熊本地震を教訓に、自治体をはじめ、各関係機関、そして   市民の皆さんも考えておかなければならないでしょう。       ※ 防災に関するお問い合わせは、市役所総務課(危機対策係)へ :*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*   【 発 行 】 : 留萌市 総務部 総務課   【 住  所 】 : 〒077-8601 北海道留萌市幸町1丁目11番地   【 T E L 】 : 0164-56-5005   【  M a i l  】 : bousai@e-rumoi.jp   【バックナンバーURL】: これまでの配信内容はこちらです。      http://www.e-rumoi.jp/merumaga/merumaga_backnumber.htm :*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*   留萌安心情報メールマガジンに関するご意見やお問い合わせ、配信先の変更  や停止は、こちらに送信してください。     e-mail merumaga@e-rumoi.jp :*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*   このメールマガジンに掲載された記事の無断転載を禁じます。   このメールマガジンをパソコンでご覧いただくときは、等幅フォント(MSゴシ  ック・MS明朝)に設定して、ご覧いただくことをおすすめします。 :*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*:*